価値観の変化

　大震災後、全ての方が今までの価値観を変えざるを得ない、
あるいは、変わってしまったのではないかと思います。

　子供を持つ親としては、自分で命を守れない子供を守るのは自分しかいないのだとつくづく実感したという言葉も良く聞きます。

　知らなかった…では済まされないのです。
　ですが、この国の中央組織（政府のみに限らず）は隠蔽・保身がはびこっています。そうとしか思えません。

　こういう時にじっくりと考えている時間などないって事もあるでしょう。
　私はなかなか動けないのですが、ある時には突拍子もない行動に出ます(友人談）。

　火事場のバカ力というのでしょうか…出来れば常にパワーを発揮していたいような気もしますね。

　何となく今のまま、のんびりしていると置いていかれてしまう…という予感というか胸騒ぎを感じてしまうのはなぜでしょう？何に置いていかれるのかというのは、実際には良く分かりません。

　世の中の流れが加速しているのでしょうか。
　
　例えば、私の知り合いの話ですが、お子様をお持ちで尚且つ仕事もバリバリこなし、偏見を持たずに話を聞いてくれる信頼できる女性が…

　今回の原発事故後の放射性物質への不安（不安は様々な見識に乗っ取っての判断）から、遠い地方へ引越しをされることになったそうです。
　
　なんという決断力！
　「危ない」と中央が言い始めたら遅いのよ…後で笑い話になればいいけど、と言われていますが、短期間に物件探しから引越しの手配、転校についてなど…

　ため息が出てしまいます。

　私、少しだけこの行動力を煎じて頂戴したいと思います。

　地方へ越す…何かすごく羨ましく感じる今日この頃です。

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