ニューアース

　いや～やっと読み終えました。

　速読がもてはやされている世の中、
亀のようにのろい読みっぷりでございました。

　でもね、この本、

読めば読むほど！なるほど～って思うのに、

腑には落ちているのに、

「で？それで？あれ？」

と訳が分からなくなるんですよ。


　文章の意味は分かるのに。

　分かるし、ああ、なるほどって思うのに、です。


　それくらい、「エゴ」ってやつは…
人の顔をして人生に巣くってるってこと？なのかも。

　難しい文章なのかっていうと、学者が書いていますから…
あながち否定も出来ません。
　が、理解している事を一般に分かりやすく書いてくれているはずです。
　だから文章は理解できるんです！！

　「エゴ」が生き生きする方法、とか、
いかにして自分の中の不快なエネルギーを自分本来の感情ではないと認識していくか、という説明などが始まると、

　一方では、

　「あ、これこれ、私にもある。」
　
　でももう一方で、

　「え？それも？これも？
　全部エゴにエネルギーを与えてたって訳ね？
　あ～私がぁ！」

というショックにさいなまれ、読み進められなくなる事もありまして。

　気付けば気付くほど、ショックも大きいって事です。


　分かっているのに、まったくもってエゴに飲み込まれてる、
ある意味洗脳されて生きてきたって考えると落ち込んでしまいそうに。

　ですが、気付く事なんです。
　
　そして過去でも未来でもなく、力を持っている『今』出来る事を全力でこなす。エゴに乗っ取られないように、惰性で生きないように。

　出来そうで、やれていない事実に面と向かうと苦しくなるんですね、そして本を読み進めるのが遅くなって行く気が…しました。
　読みたくてたまらないのに、進まない。

　この本、多分次元を超えてます。
　だから通常の意識ではなくなってきますよ。きっと。

　そう、分かっている事を再認識させられつつ、
自分の中の観念を破壊されビビリながらも楽しかったです。

　表紙を見て直観で購入したけれど、大正解。
　タローデパリにも繋がる道、でした。