母頑張る、の1日

　ええ、世の中のお母さんは、みーんな頑張っていると思います。

　そうです。
　そうですよ。

　でも、今日は、私も少し頑張ってしまいました。

　ミドリのバレエの発表会合同練習の当番なのでハナを実家に預け、暑い暑い、午後1時の炎天下の中10分位の道程を自転車で向かいました。

　やっと到着～あつい～あついよ～、と心の中で叫びながら、広い会場に沢山並んでいる机とイスを全部片付ける所から始まるので（ママサンの係りのお仕事）、汗が引くのを待ちつつ荷物を置いていると、

　「おかーさーん。大変。
　トウシューズ、忘れちゃった～！」という声が。

　見ると、家のミドリらしい。

　一瞬、無視してみようかとも思ったが、まあ、そういう訳にはいかない。

　（えーどうしよう。時間は間に合いそうだけど、お母さん、この部屋の準備があるんだけど…）とブツブツ言うと、

　「大丈夫。それは私がやっておくから。」

　なんて調子のいい事を！

　ひ～と思いながら急いで再び自転車をかっ飛ばす私。

　帽子も日よけのカーディガンも会場に忘れ、マジで暑い暑い暑い（うるさい？）日差しの中往復しましたのよ。

　あーもう。
　持ち物、何度も忘れ物するなって言ったのに。

　子育てって、何か、こんな事ばっかりじゃありません？
　ミドリに限らず、完璧に出来ると思ってはいけないんでしょうね。

　そうなんでしょう。

　うー。
　でも、ミドリ。
　お前の抜けている所は、もう少し注意すれば変わると思うんだよ！
　これは親の勝手な言い分なのかもしれないけど。

　ボケボケなのは、私譲りなんだって？？
　ドジなのも…。