お別れの日

　12月に入りました。

　保育園のハナのクラスで、昨日お別れ会が行われました。
　保育士の補助として毎日いてくれた可愛らしい先生と、一番月齢の低い（4月1日生まれ）男の子が園を去ることになったのでした。

　どうやら前の日から子供たちには説明されていたようで、
ちゃんと親に伝えていた子もいたそうなのです。

　うちのハナ？
　は～い。

　まったく話題にものぼりませんでしたね。

　だから園で先生から挨拶をされて初めて知りました。


　その日お迎えに行くと、副園長先生とすれ違いざまに

　「今日、ハナちゃん、いっぱい泣いてましたよ。」
と言われたので、てっきり喧嘩したのか！怒られたのか！と焦っていると、

　「最後まで泣いて先生との別れを惜しんでたみたいですよ～。」

　あら。

　その後も、ちょうど担任の先生が残っていたのでお話を伺っていると、
一人が泣き出したらみんなどんどん泣き出して、
最後まで泣いていたのがハナだったとか。

　彼女の場合は、泣くと泣き止むのに時間がかかる傾向があるのも確かです。
　理由がわかって泣いたのかどうか…ちょっと怪しいな、
と思いながらお迎えをしてみると、目を腫らしたハナの姿。

　「先生と、バイバイしたの。抱っこしてもらった。」

　帰りながら、明日から先生と〇君はいないね～、

と言ってみると、



　「え？〇君は来るよ。」

というハナ。


　うーん。そこまでのお別れ会をしたのに、実に　おしい！！

　半分だけ理解したのかなぁ…全然分かっていないよりいいか。